理想は、自分の物差しで幸せを測る。うらやましいと思うのならそれを目標に突き進め!!≪武田鉄矢の名言≫
『うらやむ』の語源は、『裏』が『病む』、
つまり、裏の心が病んでいるということ。
今のあなたは病にかかって、幸せな他人を見つけることが上手で、
幸せな自分を見つける才能がゼロの状態。
≪俳優/武田鉄矢≫
人のことをうらやんでいても、それはあまり意味がないことが多いです。
うらやんっでいる相手は相手。自分は自分。
うらやんで、それを元に発奮し、自分の力にできるのならまだしも、羨むだけで行動ができない人が多いのが現実です。
それもそのはず、武田鉄矢さんの名言の通り、他人をうらやむという状態になっているということは、
幸せな他人を見つけるのが上手で、幸せな自分を見つけられない状態
なんですよね。
人は、人と比較し、生きています。
相対的な評価を行った方が、その人の位置というものが見えやすいからです。
学校のテストであれ、他人の点数と高いか、低いかで、評価をされ、偏差値もそうやって決められます。
テストしている内容を本当の意味で理解をしているかは、問われるものではありません。
自分自身もそうです。
優れているか、劣っているか。
他人と比べ、競い合ったり、優越感を感じたり、逆に劣等感を感じたり。
他人と比較し合って、生きています。
ただ、出来るなら、劣等感を感じる、つまり、他人をうらやむという状態であれば、
一度自分を振り返る。
これを心がけた方がいいと思います。
自分が満足するために。
なぜ、他人をうらやむのか?と言えば、その人が、自分に持っていないものを持っているから。
そして、
自分自身の現状に満足をしていないから。
だからこそ、他人がそれを持っていたりすれば、輝いて見えたりするんです。
そんな時こそ、自分を振り返る。
現時点で自分は不幸せなのか?
何も手に入れられていないのか?
うらやんだ人とは違った点で勝っていないか?
比較する場合、比較した1点のみに目がいきがちです。
だからこそ、総合的に比較する。
サッカーで言えば、ディフェンダーがフォワードと得点能力を比較しても当然勝てないですが、タックルする技術、マークする技術なんかをみれば、逆もまた然りです。
バリバリ仕事をやって、お金的には裕福かもしれないですが、家庭を手に入れられていない、もしくは、家庭に時間を費やせていない場合だってあります。
お金という面で見るのであればうらやましいのかもしれませんが、自分自身が家族の幸せをつかんでいるのであれば、その点で見れば勝っているわけです。
現状で実は幸せな人というのはたくさんいると思うのですが、比較するあまりに、幸せな自分というものが見つけることができない場合が多い。
だからこそ、自分自身の物差しだけで、幸せかどうかを測れることが理想ですね。
うらやむ感情を逆手に!
とはいえ。とはいえですよ。
相手と比較しない、ということができない人もいるわけです。
私も理想としては、他人をうらやまず、自分の物差しだけで測れればいい分かっています。
妻がいて、両親も健在で、犬も飼えて、生活にも不便をしていない。
こうやって考えれば自分も幸せだな、と思うわけです。
しかしながらですよ。
やっぱりうらやましいと思ってしまうんです。
周りにはすごい人も多いので、まだ自分自身そこまで達観できていません。
そこで、うらやむ感情に対してはこうやって考えます。
うらやむことで、自分に足りないところが分かる。
うらやむってことは、とどのつまりは、自分がそうなりたいということ。
そして、自分がその域に達していないこと。
だから、うらやむ感情というのは、
自分自身の目標を教えてくれる。
こうやって考えてしまえばいいんです。
何を目指せばいいかわからないという状態であったとしても、誰かをうらやむことがあれば、どうなりたいか明確になるわけです。
目標が定まればあとは、どうやったらそうなれるか?を考え、行動する!
例えば、友達にかわいい彼女がいて、うらやましいと思うのであれば、それ以上にかわいい、もしくはうらやましいと思わないくらい好きな彼女を作ればいい!
100点をとれてうらやましいと思うのであればその分勉強すればいい!
すごく簡単に言ってしまっていますが、その目標に向けて行動できるかできないか。
行動しなければ、その目標に達する可能性は0です。
うらやむ感情というのは確かにマイナスな感情であると思います。
だけどそんな簡単になくなる感情でもない(少なくとも私には)。
だからこそ、受け入れ、それを逆に目標をつくるものとして利用してしまえばいい。
ただただ、うらやんだところで、行動も何もしなければただのマイナスにしかならないので、うらやんで、目標を見つけ、行動をする!
こうやっていけば、本当に自分自身が満足し、うらやむこともなくなる日が来るかもしれませんよ。