納得感が信頼関係を作る!納得感を高めるためのタイプを考えよう!!≪小路明善の名言≫
上司と部下の関係で大切なのは、
客観性などではなく納得感の強さです。
≪経営者/小路明善≫
上司の言うことが理解できない。
部下が思うように動いてくれない。
こんなことって会社やチームなんかでは日常茶飯事ですよね。
よく、信頼関係が大切だと言われたりしますが、上司と部下、どちらの立場であるにしろ、互いに必要なのは、今回の名言の通り、
納得感
ですね。
信頼関係の前に、納得感が来るイメージです。
互いに納得して動いているのか?関係を築いているのか?
結局納得できないのであれば、信頼関係なんかできるわけがありません。
例えば、
上司からやれと言われたからやった。
部下が不満そうに命じた仕事をやっていた。
こんな状態で信頼関係なんか生まれませんよね?
ですからまずは、納得感が必要なわけです。
何に対して納得ができるのか?
実は、人によって納得できるものっていうのは異なるものなんです。
例えば、上司から細かい指示を受けることに対して、
①自分がやることが明確になるため、納得する人。
②細かく指図されるのが嫌い、というよりも自分で考え、工夫して動きたい人。
こんな風に分かれるわけです。
他にも、目的が説明されないと納得ができない、逆に目的を自分なりに設定し、それに向かってしっかり仕事をこなす人。
色々なタイプがいます。
とはいえ、タイプを分けすぎてしまうと分かりづらくなってしまうので、ここでは簡単に、
具体を好むタイプ
抽象を好むタイプ
この2タイプがいます。
先ほどの例で言えば、①が具体を、②が抽象を好むタイプですね。
具体を好むタイプはできるだけ細かく、自分が何のために何をすればいいかを伝えれば納得感が高くなります。
抽象を好むタイプは、細かい指示ではなく、おおざっぱに指示をし、自分なりに考えさせるようにする。自分で考え動くことができるため、納得感が強くなります。
つまりは、伝える相手がどちらか?それにより、指示や伝える内容を変えなければいけないということです。
まずは相手をどちらのタイプか見極めましょう。
ちなみに、上司の納得感というのは、自分が思った通りに部下が動いてくれれば高まるため、うまく部下を動かせるように指示をだせば納得感は強くなっていきます。
タイプを見極めるにはコミュニケーションを。
具体なのか、抽象なのか、見極めるのは難しい…なんてことはなく。
ただ、単純に本人に聞きましょう。
自分だったら具体的な指示がいいか、抽象的な指示がいいかわかりませんか?
それと同じです。
本人はどっちの指示がいいか、なんていうのは基本的には分かっているはずです。
だったら本人に聞いた方が早いです。
もし、万が一自己申告と誤っているのであれば、一回、逆の指示、例えば、具体的な指示がいいと言っている割に動きが悪いというのであれば、抽象的な指示を出してみて、反応を確認することも必要です。
ここで必要なことは、
自分の価値観は無視をする事。
自分が具体的に細かく指示を出された方がいいからといって、相手にそれを押し付けてはいけません。
逆も然りです。
相手は自分ではなく、相手なんです。
自分が理解しやすい方法が理解しやすいなんて言うことは必ずしも当てはまりません。
相手は相手。
しっかりこのことを頭に入れて、どちらの指示、伝え方がいいのかしっかり考え、互いに納得感の強い関係を築けることができれば仕事の効率も良くなりますよね!